FLUTD用キャットフード
膀胱炎や尿路結石などの、尿路に関する病気の総称であるFLUTD。
今まさに愛猫がそれに該当しており、治療しているという方も少なくないはずです。
今回は、FLUTDの進行の抑制や改善に効果的なキャットフードについてご紹介します。
FLUTD用のキャットフードとひとくちに言っても、実は2つのタイプがあります。
1つは事前にFLUTDを未然に予防する目的のもので、もう1つは既にFLUTDを患っている猫の治療用です。
1つ目から解説すると、これは一言で言えば「総合栄養食」です。
一般的な総合栄養食と比べると尿に関する考慮がしっかりとされていて、尿pHを正常になるように調節して結石を防ぎ、成猫に多い結石の原因となるストルバイトという物質によるストルバイト結石を防ぐ作用があります。
2つ目については、症状の抑制・改善を防ぐための療養食タイプのキャットフードです。
ストルバイトによる結石はもちろん、老猫に多いシュウ酸カルシウムによる結石も改善する効果があり、さらにはそれらの体内に含まれている量を調節する管理までしてくれる効果があります。
さらに、突発性膀胱炎の改善とその後の再発防止につながる栄養管理効果があります。
他にも、FLUTD用キャットフードの中のはオメガ3脂肪酸を含んでいるものもあります。
オメガ脂肪酸は抗酸化作用があり、膀胱炎の改善に期待できる成分です。
膀胱内部の炎症に対するケアの効果もあり、いかにオメガ脂肪酸が膀胱に良い効果をもたらすかがわかるかと思います。
この成分が含まれていないと見受けられるFLUTD用キャットフードは多いですが、これが無いとFLUTDの改善ができないというわけではなく、含まれていればなお良しというわけです。
FLUTD用キャットフードはドライタイプがほとんどで、4kgのパッケージで5000~6000円ほどと、療養食としては抜きんでて高いわけではありません。
少し出費が増えるものの、愛猫のFLUTDを考慮するならこちらを選ぶべきといえます。
今回はFLUTD用について紹介しましたが、他にも病気ではなく体重を管理するためのキャットフードや毛玉ケアのできるタイプなど様々な種類があります。