人間とは違って、全身を覆うように厚く毛が生えそろっているのが猫の特徴であり、その毛並みやつやが悪ければ、その猫の見た目も悪くなってしまいます。
不健康にも見えますし、野良猫にも見える上に、清潔感もなくなってしまいます。
今回は、猫の毛並みをよくするキャットフードについてご紹介します。

そもそも猫の毛並みが悪くなる原因というのは、栄養バランスがとれていないことや水分不足、ブラッシングなどの外部の直接的なケア不足などが主に挙げられます。
本来ブラッシングを怠らずに定期的に行い、栄養バランスのとれた食事を与え、水分補給も過不足なくさせていれば、目に見えて毛並みが悪くなることは基本的にないといえます。
それでも毛並みが悪いという場合に助けとなるのが、毛並みの改善に効果的なキャットフードです。
特徴としては、皮膚の炎症を抑える「オメガ3脂肪酸」、皮膚の細胞の入れ替えを促す効果がある「ビタミンA」、毛はもちろんのこと、それが生える基盤となる皮膚の状態をも良くする「ビオチン」、毛の質を整える「オメガ6脂肪酸」といった栄養素を含んでいることです。
必ずしもこれらをすべて含んでいるとは限らず、どれか一つだけ含まれていても効果的といえますが、すべて含んでいる 状態に近ければ近いほど効果がより期待できるわけです。
それらがどれぐらい含まれているかはキャットフードの袋や、ネット上の商品の説明欄に記載されているので、しっかりと確認しておくようにしましょう。

ちなみに、アレルギーが発生しやすい体質の猫であれば、アレルギー症状の発生が毛並みを悪くする原因となっていることがあります。
その場合は、毛並みを良くする効果があるキャットフードの中でもアレルギーが発生しやすい食材を含んでいなかったり、少ないものを選ぶようにしましょう。
価格は商品ごとのバラつきが比較的大きいですが、価格よりも愛猫に合うかどうかを吟味することが重要といえます。